効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■再エネ活用の温室

矢崎総業傘下の矢崎エナジーシステムは、再生可能エネルギー比率を50%にした植物工場システムを開発したと報じられている。太陽光発電による発光ダイオード(LED)を照明とするほか、太陽熱や自社工場から出た廃熱などを利用して温度や湿度を一年中一定に保つとのこと。

だが、温室はそもそも自然エネルギーである太陽光で、植物が育ちやすい温度に調整するために使われているのだから、植物が育つに十分な太陽光の利用は行われているはず。そこへなぜLEDを上乗せするのだろうか。いくらLEDの発光効率が高いとしても、電力は消費する。その電力コストに見合った高級なもので、温室の太陽光透過率が問題となるものを栽培するのなら意味があるが、逆に温室栽培に適した植物がこれまで栽培されてきたのを、大きく変える植物の栽培が必要になったのだろうか。あるいは、季節に拠らず、年中同じ植物を育てるのだろうか。

太陽光で発電した電力は蓄電池に充電しながら、必要な分を植物が光合成するためのLEDの照明に使うようだ。太陽熱や廃熱、木質バイオマスチップ、井戸水を温度や湿度調整に使う。化石燃料の使用割合は50%で、さらに効率を高めて3分の1まで下げるということだ。バイオマス燃料の利用比率をさらに上げることはできるだろう。

温度や湿度や照明時間などの生育環境をセンサーで計測する。データは収穫した果物の糖度のデータも加えて人工知能(AI)で解析し、最適な生育方法を見つけ出す仕組みも備えるのは意味があるだろう。農業の近代化に貢献するシステムを作ることができるから、そのシステムを外販出来るかもしれない。だが、この他にも、肥料のやり方や、害虫の駆除なども重要な要素だから、この分野のデータも加えた温室システムの開発が必要だと思う。

 

 

 

 

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