効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■植物由来の肉

 最近よく報じられるのが、植物を加工して肉と同じような食品にするのに成功したということだ。だが、このような肉もどきがどれほどの位置につけるかは味と食感をどれだけ本物に知覚できるかだ思っていた。これについて、ベジタリアン向けの植物由来の代替肉製品を「肉」と称することを禁じる米州法をめぐり、米南部アーカンソー州の連邦地裁は11日、適用の一時差し止めを命じたというニュースが入っている。米国の畜産業界はこのような代替肉を脅威と受け止めるようになっていて、複数の州で商品表示の規制が導入されてきた。アーカンソー州でも今年7月、ベジタリアン向けやビーガン(完全菜食主義者)向けの食品に「ソーセージ」「ロースト肉」「バーガー」などの名称を用いた場合、製造業者に違反1件につき罰金1000ドル(約11万円)を科す州法を導入している。植物由来の製品だと包装に明記されていても、違反とみなす内容だ。

 これに対し同月、七面鳥(ターキー)に見た目と味を似せた豆腐製品を製造する米企業トーファーキー(Tofurky)が、合衆国憲法で保障された「表現の自由」を侵害する法律だとして、差し止めを請求していた。豆腐だから大豆を原料にしているはず。蛋白質という意味では肉と同じと言えるかも知れないが、菜食主義者だから受け入れる味に違いないと思ったのだが、そうでもなさそうだ。菜食主義者以外の消費者も健康志向からという側面と、美味しければそれで良しとする側面が合わさると、食肉業界の脅威になるほどの製品を生み出すのに成功するようになったということだろう。米国では昨年、環境・動物福祉への懸念や個人の健康への関心を背景に、代替肉の販売が23%増加したということだ。

 このような代替肉がいま日本でどの位製造され、どのような評価を得ているのだろうか。菜食主義者の数も米国ほど多くはないように思えるし、大豆などを原料にした蛋白製品が、伝統的な日本食の中で占める位置が高いから、それを肉として食べる意欲はないかもしれない。だが、健康志向が高まると、今の米国のような状況が生まれる可能性はある。その時には日本独自のものが開発され、海外に輸出できる商品開発になるのではないかと思うようになっている。

 

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