効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■おにぎりが海外で人気に

興味を惹かれた報道がある。海外でおにぎりの人気が高まってきたというものだ。報道記事の丸写しになるが、チェーン店のおむすび権米衛を展開するイワイ(東京・品川)は、米ニューヨークやフランスのパリで展開する店舗の売り上げが新型コロナウイルス禍でも伸びている。JAひがしかわ(北海道東川町)はロシア人の好みにあわせたおにぎり風食品を独自開発し、新たな市場を開拓している。コメを炊く習慣のないロシアに安定的に輸出するのは容易ではない。そこでJAひがしかわが道内のおにぎり店と共同で開発したのが「ひがしかわボール」だ。混ぜご飯を丸く握った上に、おかずを載せている。海苔で巻いたおにぎりは駄目なのだろう。

2019年に極東ウラジオストクで、おかかご飯の上にチーズを載せたひがしかわボールを試験的に提供したところ評判は上々。伸和ホールディングス(札幌市)が展開するウラジオストクの「炭火居酒屋 炎(えん)」のメニューに今春採用された。1個100ルーブル(約150円)程度で販売されているようだ。枝豆といり卵とベーコンのひがしかわボールも考案した。いずれもロシアで生産され、現地になじみ深い食材だという。20年2月にモスクワのレセプションで提供した際は「すしより人気だった」(JAひがしかわ)。

アレンジを加えず、日本文化としてのおにぎりを売り込んでいるのが、イワイだ。15年に米ニュージャージー州に進出したのを手始めに、現在は米国に2店舗、パリに1店舗を構える。鮮度を保つため、契約農家が生産するコメは玄米の状態で送り、店で精米して握る。それぞれの店で1日に1000個以上売れる。同社のフランス法人現地責任者の佐藤大輔氏は「ファッション関係の顧客が多く、おしゃれな食べ物だと思われている」と話す。価格は平均で2.5ユーロ(約300円)。具材はサケが「初心者向けで人気」(佐藤氏)。通のフランス人は塩むすびを毎回買っていくそうだ。具材によってベジタリアンイスラム教の戒律にも沿う食べ物になるため「多国籍・多宗教のパリで受け入れられている」という。顧客の1割がベジタリアンやビーガン(完全菜食主義者)だ。パリ店は17年に開業し、直近の売上高は開業当初の2倍程度だ。新型コロナウイルスの感染拡大で営業を一時休止したが、再開後は持ち帰り需要の高まりや自転車通勤の増加などで「売り上げがかなり伸びた」。

ベジタリアンが好んで食べるというのも、イスラムの人々が選択するのも、食材の中身がはっきりしているからだろう。今後、日本米の輸出に大きく貢献するかもしれない。農水省の担当者は「おにぎりの海外人気は最近目立っている」と話す。大手コメ卸の木徳神糧ベトナム現地法人新潟県産や現地産のコメを使ったおにぎりを提供している。香港やシンガポールでも日本人が運営するおにぎり店が人気だ。同省は今後、海外のおにぎりビジネス向けに日本産米の魅力をPRしていく方針だ。いわゆる外米(長粒米)ではうまく形を握ることが難しいだろうから、また肥満防止としてもこれから急速に伸びるかも知れない。

 

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