効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■廃炭坑からのメタン排出

メタンは炭酸ガスの20倍に相当する地球温暖化効果を持つ。それに関して興味ある情報が入ってきた。米国のコロラド州には廃坑となった炭坑が幾つもあり、最近そこからのメタン排出量が膨大であることが分かり、温暖化対応としてそれを捕捉して新たにメタンを燃料にする火力発電所を作る計画が検討されているようだ。コストがかかりすぎるという反対論もあるが、一方では、温暖化防止策としてその価格を受け入れるか、政府施策として事業性が出るようにすべきだとの論が拮抗しているらしい。

メタンの排出は、牛のゲップに含まれるものが大量になることから、今後植物(例えば豆類)から肉もどきを作るのが事業として成り立つようになっている。それだけではなく、この情報から気が付いたのだが、ゴミを埋め立てるとそこで腐敗した生物起源のゴミからは大量のメタンが発生するはずだ。以前、ココナツを採取した後の殻を捨てた池で大量の泡が発生し、それがメタンだということから、その殻の処理方法を変えようという動きもあるそうだ。

炭坑から排出されるメタンは空気と混合するから、その分離技術を開発しなければならない。鉱脈にパイプを打ち込んでガスを抜き出すという方法もありそうだが、そこで回収されるメタンガスが火力発電所の燃料に使えるだけの規模にするには、どれほどの面積やパイプの数が必要かなど、詳細な事業性分析をしなければならない。それはゴミ処理も同じことだ。コロラド州がどのような方策を具体化するかを見守りたい。

 

 

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