効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

掛川茶

昨日新幹線掛川駅で、先週NHKが放映した「試して合点」に取り上げられた掛川茶が土産物店の前に座を占め、試飲もさせていた。掛川のあたりは日射が強いために、普通の加工方法だと苦みが強くなる。それを避けるためにお茶の葉を蒸し上げる時間を他の産地の2倍かける。
掛川の住民は日本でもっとも健康で長寿なのだそうだ。それがなぜなのかをNHKが医者の協力を得て調べると、特別の加工処理をしたことによって生まれる茶葉の構造変化が、身体に良い成分を多く溶け出させるので、当然地元でよく飲まれる掛川茶のお陰で掛川が長寿地域になったということが分かったのだ。協力した医師も結果には驚いたそうだ。お茶は飲み過ぎて身体が変調を来すと言うことは聞いたことがないし、もともと茶は薬効があることは常識として知られている。ただ、このように素晴らしい効果が、加工法が違うことによって生まれたというのは面白い。以前、納豆が確か血圧を下げる効果があるとこの番組で伝えたら、翌日には店頭から納豆が姿を消したことを思い出して、掛川茶の注文が殺到するだろうなと思っていたが、掛川駅売店の人に聞くと、飛ぶように売れているとのことだった。朝積み上げてあった一番手頃な値段で試飲させてくれるお茶は、帰りに見たら売り切れで、高い値段のものしかなかった。
自分もやはり試してみたいので安いのと高いのと2種類買って帰った。番組では他の地域からのお茶も、少し熱湯をかけてすり鉢でつぶしてから急須に入れると同じ効果が出るとも知らされたので、それもやってみた。いろいろな機会にいただいた高級なお茶が幾つも台所の棚に残っているのを使ったのだが、味は悪くない。いままでお茶を淹れるのに手間がかかるのでお茶を多く飲む習慣がなかったのだが、これからしばらく掛川茶、あるいは同じ効果を出す処理をしたお茶を淹れて飲むことにしよう。次の定期健康診断の時に、中性脂肪や悪性コレステロールの値がどのくらい下がるか楽しみだ。毎日3杯は飲む習慣をつけなくちゃ。