効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

学園前ローンテニスクラブ

今朝は晴れていたけれども寒さが厳しかった。そのチリチリした大気を感じながら10時前から25分歩いていったのが西奈良県民センター。ここで普通ならテニスをするのだが、今日はこの学園前ローンテニスクラブ(発足当時は西奈良テニス同好会)が発足してから40年になる今年、記念行事の一つとして発足当時を知っている人が集まって座談することになっていた。その資格有りとして自分も呼びかけられたのだ。センターに着いてコートを見たら、日頃の手入れが良いのだろう、この寒さでもコートが凍結することもなく、普通にプレイしていた。
40年前というと1971年、昭和46年。結婚して公団住宅の中登美団地に入居し、子どもが生まれて1年半。新設された西奈良県民センターの運動場でテニスができるようにしようという呼びかけがあって、最初の準備会に参加したのだった。その会合に出ていた人として座談会に集まったのが男女合わせて5人。みんな当時小さな子どもがいた人ばかり。しかも県外から奈良へ移住してきたために地域に知り合いも少ない環境にあった。だからテニスを媒介にして心を許せるグループができたのだ。そして、上手な人も下手な人も同じようにプレイできるようにというセンター所長の意向もあって、世帯単位で入会でき(登録すれば同じ会費で家族もプレイできる)、ここのコートでの試合はじゃんけんでパートナーを決める、年会費でボールも購入して支給する、ということにして、最初の総会は確か5〜60人の出席。これがすぐに150世帯ほどにふくれあがったのは、当時まだこの近くにテニスコートがなかったこともあるが、上手も下手もつっこみにしてプレイすることで生まれた暖かい雰囲気があったからだと思う。おそらくこのような運営をしているテニスクラブは世界でも唯一だろう。
発足当時若かった人もほとんどが高齢者に属するようになっている。だから、ウイークデーのコートが結構使われるようになっている。最近の特徴は若い女性の参加が増えていることだ。この40年を振り返った座談会で、あらためて自分が属するテニスクラブの良さを再確認した。これがなければ、地域とのつながりはほとんどできなかっただろう。感謝、感謝。