効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■JR西の自動運転BRT、実用化へ

DXとかAIとかいう言葉が流行語になっているが、それが応用されても気づかないことが多いだろう。プログラムに希に起こる現象への対応処置を間違えて実行する機能が誤って入っていると、誰も気づかない事故やトラブルに結びつくことがありうる。

JR西日本などが研究を進める自動運転で隊列走行するバス高速輸送システム(BRT)が実用化に近づいてきたと報じられている。表題の自動運転を見たときには、列車の自動運転だと思ったが、そうではなく、大型バスが先頭のバスの後を忠実に辿る制御に成功したと言うことだった。滋賀県内のテストコース内で、低速度で運行することに成功したほか、2023年度にも広島県東広島市内に実際に専用レーンを設けてバスを走らせるとのこと。実現すれば少ない運転手で多くの乗客を運ぶことができ、地方交通を担う新たな交通手段になる可能性がある。

自動運転のバスを隊列走行させる技術は世界的にも珍しいようだ。JR西日本は最大4台のバスを通信で結ぶ「電子連結」を実現させ、緊急用に乗車する運転手1人で数百人規模の乗客を運べるようにする。幹線道路は隊列走行で走り、支線は隊列を解除して個別車両で走るなど輸送量に合わせ柔軟に運用できるという。

JR西日本は開発したBRTを地方の新たな交通手段として活用する。地方では高齢化の進行でバスの運転手が不足しており、自動運転を導入する機運が高まっている。自動運転車両や専用コースの整備など導入時には大規模な投資が必要になるが、実現すれば運用費用は抑えられる見通しだ。国土交通省によると、バスの運行費用のうち人件費は6割を占めているという。

ここまで自動化できるのなら、鉄道路線を走る列車に運転士なしに走行させることもできるだろう。その前段階として、緊急対応にだけ乗務員が操作するが、ブレーキのかけ始めから停止まで自動化するのは難しいことではないように思える。勿論踏切情報や、線路への侵入者の発見なども組み合わせる。この方が応用範囲も広いのではないだろうか。バスの連結運転という特殊な事例ではなく、もっと一般的な運輸方式の自動化に投資する方が、社会的効果は大きいのではないだろうか。

 

 

 

 

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