効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

トヨタが燃料電池バスを

トヨタ自動車は21日、水素と空気中の酸素を反応させて電気を取り出す燃料電池を搭載したバスの販売開始時期を2017年にすると発表したと報じられている。燃料電池バスが国内で販売されるのはこれが初めて。トヨタ燃料電池車の世界販売で先行しており、品ぞろえにバスも加えて水素社会の実現に弾みをつける。燃料電池フォークリフトも関係会社が製品化している。このバスの価格は1億円程度。バスであれば、燃料である水素の充填設備も少なくて済む。17年は東京都交通局に2台供給し、同局が3月をメドに路線バスとして利用を始める予定。燃料電池は固体高分子電解質タイプ(PEFC)のもののようだ。大型の高圧水素タンクを搭載して一度の水素充填で200キロメートル以上を走行できる。バスだから重量の制約が少ないから、大型のタンクが採用できたのだろう。このバスを外部電源として利用することもできる。課題は燃料の水素がどこから来るかだろう。化石燃料由来のものであれば、環境対応としては不十分となる。