効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

DMV

第三セクター阿佐海岸鉄道徳島県海陽町)は線路と道路の両方を走行できる新交通「デュアル・モード・ビークルDMV)」を2020年までに導入するということだ。阿波海南駅海陽町)から甲浦駅高知県東洋町)までは線路を走り、そこから道路で高知県室戸市まで結ぶ。DMVの本格的な営業運行は国内初という。既にどこかで走っていると思っていただけに、一種の驚きの目でこのニュースを見た。現在の阿佐東線海部駅海陽町)が始発だが、DMVの運行は隣駅の阿波海南駅(JR四国牟岐線)からとする。始発駅では車両が道路と線路を行き来できるようにする必要があるが、海部駅は高架駅で多額のコストがかかるため阿波海南駅とした。必要な駅施設の改修などを含め、JR四国と今後調整する。
バスの下に電車の車輪を取り付けて、線路走行時にはバスの車輪は宙に浮いたような形になっている。車両はマイクロバスを改造したもので座席数は20〜30程度。開業にあたり3台調達する予定で、17年度中に発注して製造を始め、19年度中に試験走行を始める計画。このDMV導入は05年から構想があったそうで、11年度には乗客を乗せての実証運行を実施した。安全性の確保にメドがついたことなどから定期運行に向け動き出したものだ。この動力は普通の自動車エンジンだろうが、これを電動車両にすることも可能だろう。観光資源として名を売るかも知れない。