年末となったので、今年の業務用燃料電池の補助金を受けることの出来たものが発表されていないかを、燃料電池普及促進センターのウエブサイトでチェックした。昨年度から補助金が準備されたのだが、その年度には9回募集が行われて合計で17基が補助金の対象となった。その中で一つを除いて全てが京セラの3ｋWのユニットだった。
今年度も同様の回数の補助金募集が行われているが、前年度を大きく上回る基数が補助金を受けるだろうと予想していたのが、大きく外れる結果になりそうだ。12月27日に1月6日から10次募集が行われると発表されているが、その数日前に今年度第8次の採択数が発表された。一回目の募集での採択が同じ京セラのものが１基。その後はどうも応募そのものがなかったようで、４次募集で６基採択されたのに続いたのが８次の２基。これまでの累計が８基にとどまっているから昨年の実績を大きく下回りそうだ。それも全てが京セラのもの。
その原因はおそらく価格がまだ高く、補助金では補いきれないからなのだろう。期待していただけに失望感が強い。TOTOなど森村グループの幾つかのセラミックメーカーが集まって新しく森村SOFCテクノロジー社を設立し事業を始めると最近１２月に発表し、三浦工業が１１月に４ｋWの改良機を出したのだが、まだ実績を出せていない。
家庭用燃料電池エネファームも、昨年度までは右肩上がりの販売実績を出していたのだが、今年度の９月までの実績は昨年度（46,590基）の半分ほどにしかなっていない。昨年度実績を大きく下回ることになるかも知れない。なぜ今年度に入って販売数が急落したのだろうか。
年明けに一度関係先に尋ねて見ることにしよう。
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