効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ユーグレナの新しい動き

ユーグレナという事業は、東大発ベンチャーであるが、大きな目標はユーグレナという一種の藍藻ミドリムシ、を大量に培養してガソリン代替の燃料を創ることにある。だが、その途上事業として、この藻が栄養分を多く含むことから、これを原料にした食品を製造販売して事業を継続させている。同社がこのほど発表したプロジェクトに、中部電力のグループ会社が運営するバイオマス発電所に隣接した場所に培養プールを設け、排水や二酸化炭素の供給を受けるというものがある。三重県多気町に藻の培養施設を新設するのだ。経済産業省補助金を使い2019年3月まで福島県の土着藻類と自社で育てているミドリムシの培養実験を行う。初年度は計70平方メートルのプールから始め、規模を拡大しても安定培養できるか検証する。18年に計3000平方メートルのプールで培養することを目指すという内容だ。発電所から排出されるCO2を有効利用しようとするものだろう。将来カーボンキャプチャーが実用化されるときに備えての開発計画だとも考えられる。代替燃料製造が早く本業に育って欲しいと思っている。
経営学と幸せの法則