北海道や東北の人々にとっては、今回の台風の直撃や豪雨は滅多に経験しないことだろう。これによる被害も各地で起きているが、行政はこれに今後対応する計画を検討するとしているが、滅多に起きないことへの対応として、どこまで具体的な改善策を取り入れるかは慎重に考える必要があるだろう。地方財政の逼迫の中で、記録的な豪雨への対応をハードの充実で行おうとするのは考え物かも知れない。投資に対する効果が必ずしも十分得られるとは言えないからだ。これとは別のことだが、テレビの映像で、道路を流れる水の中を自動車で移動する人が多いと言うことだ。地形がよく分かっていても、高低差は日常的には認識していないから、思いもかけない深みに落ち込むこともあるはず。電気系統が水でやられると身動きがとれなくなるはず。これへの注意や指導も求められるのではないかといつも思っている。
