東京都が、ゲリラ豪雨や巨大台風に備えて、雨水を地下などに貯留する調節池を増設することになった。これまでにも、調節池は11河川の25カ所にあり、かなり大きな規模の貯水槽を持っていたが、最近の豪雨を処理できず、道路上に溢れたりして問題になっていた。1時間当たり最大75ミリの降雨に耐えられるように(これまでは50ミリへ対応)、2016年度から計8施設の整備を順次開始するということだ。完成は25年度で、雨水貯留量が1.7倍に引き上げられる。将来は最大100ミリの雨に対応できる整える方針となっている。総事業費は未定だという。この報道記事を見て感じたのだが、大阪はどのように対応しようとしているのだろうか。下手をすると地下鉄のトンネルに雨水が溢れることも考えられる。府知事、大阪市長の同時選挙で大阪維新の会が勝利を納めたが、災害に強い都市作りに向かってどのような施策を打つのかについてはよく分からない。東京都の動きに遅れないような構想を、大阪都構想ができなくても策定してほしいものだ。