自分の年と病歴では献血は受け付けて貰えないが、昔はよくしたものだった。だが、最近献血をする人の数が減って、手術に必要な需要量も確保できないくらいにまで少なくなっていると聞く。献血を受け付けるバスを見ることもあるが、昔のように並んで順番を待つような光景には出会わなくなった。この献血をする人を増やすために、ルーマニアで、音楽フェスティバルのチケット代を献血で支払うよう呼びかける変わった試みが行われているという記事を見た。献血すればチケットが貰えるという面白い試みだ。チケットを手に入れるための献血を促しているのだが、フェスティバルの広報担当者は声明で「ルーマニアの深刻な血液不足に人々の注目を集める新しくて勇気ある取り組みだ」とコメントしているとのこと。今何かを買うとポイントが付くシステムが大流行だが、献血するとその地域のお店で使える商品券やポイントが貰えるという方式も考えられるかもしれない。この商品券やポイントは、それを発行している企業の社会貢献として無料で発行するようにすれば、今よりも献血する人が増えるかも知れない。特に若い人ならポイントの意味もよく分かっているのだから、積極的に献血してくれるだろう。血を売るということではなく、献血に協力する好意に対して、企業が前向きに取り組む価値はあるはずだ。既にこのようなシステムが日本で行われているかも知れないが、ルーマニアに倣った何かの方法を考える必要があると感じた。