効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

節電への苦労

経済産業省は1日、家庭での節電を促すため、イオンやイトーヨーカ堂など企業が取り組む対策を紹介するホームページを新たに公開した。家庭での電力使用量が増える昼の時間帯にタイムセールを実施するスーパーマーケットや、「冷房を切ってきた」と言えば商品の割引券がもらえるショッピングセンターの情報を掲載する。
面白いマーケティング戦略でもあるなと思う。冷房を切ってきたといえば割引クーポンが貰えるとなれば、ショッピングセンターに来る人は確実に増えるだろう。今の時代、外出する時に冷房を切らない人は居ないだろうが、家族が家に居れば冷房は使っているだろう。それでもこの制度を実施するのは、来客増に結びつくものだから、割引をしても引き合うだろう。今夏の電力需要の予想は昨年夏のピーク需要を上回る見込みだそうだから、故障などで運転を停止する火力発電所が出れば緊急事態にもなりかねない。家庭用の蓄電池が売れる時代になるだろうと思う。多少高くても安全を買う意識が高くなっているからだ。
今日午後、三男夫妻とワイフの4人で大和文華館へ出かけた。展示物そのものも面白かったが、解説をゆっくり見ることによって、仏教の背景がよく理解できたのが有り難かった。また、照明がLED中心であることに加えて、展示館の真ん中にある中庭空間に向けた大きなガラス窓が複層ガラスになっているのにも感心した。会館に通じる通路の両側にある窓は単層ガラスだったが、その前に和紙を使った障子風の滑り窓があって、これも多分断熱効果を高めているだろうと思った。これらの工夫でこの建物の電力消費は大きく削減されているだろう。