効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

OB会

昨年は6月3日にあった元の勤務先のOB会、すずらん会、が今年は今日開催された。会員数は5千人を超え、今日の出席者は2000人近い。これだけの集合をこなせる会場は大阪にも少なく、大阪国際会議場が利用されている。久しぶりに会う人ばかりで話の花が咲いている。今は天然ガスを都市ガスとして販売しているが、昔は石炭を乾留してガスを作り、その中の不純物であるコールタールからいろいろな化学製品を作っていた。その頃に培った石炭化学が現在の関係会社の事業として利用されている。触媒技術、化合物の熱分解など今後予想される水素社会で重要性が高まるかも知れない。自分が入社した頃には料金計算が主体的業務だった部門が、いまや情報技術の利用で先端を走っている。温故知新というのはこのようなことだろう。昔ロンドンにいた頃、あちらの人に、石炭を使わなくなったので、それに従事している人に職場を作るために別会社で石炭化学事業を始めたと説明したら、欧米ではその部分を切り離して外部に売却しただろうといっていたことを思い出した。従業員を守る施策が今を形成しているといっても過言ではなかろう。