効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スマートメーター

今日の日経の記事を丸写しすると、「東京電力は11日、家庭との間で電気使用量などのデータをやり取りできる次世代電力計「スマートメーター」の仕様を見直す方針を固めた。別々に製造する予定だった計量器と通信機器を一体型として設計したり、通信会社の光ファイバー網を活用したりする。開発コストを抑えることで、少しでも家庭向け電気料金の上げ幅圧縮につなげる狙いがある。経済産業省が12日に開く「電気料金審査専門委員会」で、仕様を見直す方針を表明する。スマートメーターは検針の省力化だけでなく、電力需給をこまめに把握するのに役立つとされる。東電は2018年度までに約1700万台のスマートメーターを導入する計画。3月に示した仕様案では、電気の使用量などを計測・記憶する機器と、その情報を東電と家庭の間でやり取りする通信機を別々に作る計画だった。これを一体製造することで、ICチップの数を減らすなどのコスト削減につなげる。情報をやり取りする光ファイバー網も独自で整備する方針から、通信会社などの既存設備を使う方針に改める。「IP」と呼ぶインターネットで普及する一般的な通信規格を採用。IT(情報技術)企業がスマートメーターのシステムを開発しやすくして調達コストの削減につなげる。」
 日本全体で電力需要を制御することが喫緊の課題になっているときに、なんと悠長なことを言っているのだろうか。大震災から1年以上も経ったし、電力供給能力が日本全体で不足する状況が続きそうなときに、まだ東京電力がリードしてスマートメーターの仕様をきめることが今後の日本の電力系統を一新しようという時に望ましいのだろうか。日本は世界の潮流にますます取り残されていくような気がしてならない。