効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

沖縄電力とスマートメーター

沖縄電力は他の電力会社とはつながっていない。風力発電太陽光発電に適した地域にあるために、今後変動する自然エネルギーの導入を拡げるにはスマートグリッドの技術を実用化する必要がある。その一つの基本的なものとしてスマートメーターの設置がある。
その沖縄電力がこの4月からスマートメーターの実証試験を始めると報じられている。沖縄県浦添市の一般家庭など約500件にメーターを設置。通信状況を確認するほか、天候や建物による通信への影響を検証する。今秋にも本格導入の検討に入る方針だという。遠隔検針のほか、搭載した停電検知機能を使い、台風接近時の停電把握にも活用する。他の電力会社と歩調を合わせる必要もないから、メンテナンスとの関わりは重要だが、世界のスマートメーターの中から優れた性能を持ちながらコスト的にも安価なものを採用することもできるはず。さらにスマートグリッド技術を広く募って、独立した系統を持つ電力会社として今後の再生可能エネルギー導入拡大に向けた準備もしてほしい。沖縄電力本体と送電線がつながっていない島もあり、そこでスマートグリッドによる系統安定化実証試験も確かやっていると記憶するが、その成果を早く公表してほしいものだ。韓国の済州島(チェジュ島)でも実証が進んでいるが、それに負けない成果を早く出してほしい。それは加速しなければならない日本本土のスマートグリッド化にも良い影響を与えるはずだ。浦添市を必要な電力を地域で自給できるようにすることも考えられないかしら。