効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

猛暑が続く

午前の涼しい内にと思ってテニスコートへ出かけた。家を出たときには雲がかかっていたのだが、到着する頃にはかんかん照り。このところの暑さと全く変わらないのに辟易。テニスコートへ行く途中に田んぼがあって、稲に実がなってそろそろ頭をかしげ始めている。稲にとってはこのところの猛暑はさほど影響はないだろう。作柄は平年並みかそれより良いと報じられている。それは結構なことだが、それによってまた米がだぶつくことになる。米という日本農業の中核が疲弊しないようにということから、味を問わない品種を栽培して、実も葉も茎も全部刈り取ってしまい、牛の餌にして販売するというアイデアも研究されている。聞くところによれば上質の餌ができて牛は健康に育つそうだ。この方法は、今は減反対象になっているところでも栽培でき、新たな商品を生み出すことになるし、荒れ始めた水田を回復させる効果もある。問題は幾らで売れて、どれほどの事業性、収益性があるかだろう。このような試みを実証し、新たな雇用を農村に創造できれば嬉しいことだ。
暑さで奈良県宇陀市の特産品である黒大豆の収穫量が平年の半分に落ち込んだそうだ。あまりに気温が高いために花に実がつかないという。他の豆と違って、夜の気温が21℃以下にならないと着果しないデリケートな品種。夏の夜の気温が下がり始める8月18日頃に花が咲くように植え付けるそうだが、例年のように夜に涼しくなってくれなかったのだ。栽培農家はどこに文句も言えないのだから気の毒なことだ。海水温が下がらないためにサンマかイワシの回遊がなくなって漁獲が激減しているらしい。
このような気候が来年も続くとは必ずしも言えないが、子どもの頃から見ると確実に夏冬ともに気温は上がっている。もっとも重要な食の確保にも影響が出るのが心配だ。