効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ビルの風力発電所

中東諸国の大都市に超高層ビルが次々に建設されている。その紹介記事を読んでいたら、ある60階に近いビル内に風力発電所が設置されていて、そのビルの消費電力だけでなく近隣のビルにまで電力を供給しているという。10年以上前に、日本の建設事務所の方に同じようなアイデアが可能かを尋ねたことがある。高層ビルの南側の壁を二重にして、空洞を頂上まで突き抜けさせる。その頂部の穴から日が当たって高音となり上昇する空気の流れで発電できないかというものだった。反応は、多少の発電はできるような気がするが、コストとの絡みで見ると無理でしょうというものだった。いま実用化しているビル内発電所がコストを無視しているとは思わない。やろうとする意志力の問題だったのだろう。
同じことが、高層ビルを流れ落ちる水を使ってミニ水力発電をすることができるはずだ。これは日本でも実際に使われたことがあるが、最近の高層ビルで水力発電を設置したと言うことを聞かない。やはりコストを問題にするだろう。しかし、再生可能エネルギーからの電力を全量買取することが検討されているのだから、それを先取りした計画を組み入れるところはないだろうか。なんでもすぐに太陽光発電の設置ばかりに走るが、もっと知恵を働かすところが多くあるはず。要は知恵の使いどころだ。
今日は40年続いている勉強会の夏合宿の初日。異種企業の若手が集まって開始した勉強会が、いまでは退職者の知的会合となっている。最初大阪で始まり、その分派が東京に生まれた。年に一度両方が合流して合宿するのが9月。どのような報告がなされるか楽しみだ。今日の午後2人、明日の午前2人、勉強の成果を発表してくれる。場所は琵琶湖畔だから、明日の午後から佐川美術館と観光船ミシガンに乗る。自分は他用があって参加できないのは残念。今日はネットにつながらないので、早めにブログを書いた。