今日は七夕。子どもの頃には願い事を書いた札を笹につけたりした記憶があるが、今では普通の日と取り立てた違いはない。ただ、永年勤めた会社を退職した同期のものが、七夕会と称して毎年この日に集まって夕食をともにする日として定着している。今日もそれに出席すべく予定を立てていたら、急な申し入れがあって家を午後1時半過ぎにでかけることになった。
その申し入れとは、先週末に書いた、実に油を多く含むヤトロファから絞った油を航空機のジェット燃料に使おうとするプロジェクトを推進している人が、油を絞った後に残る残渣の処理の仕方について詳しい人を紹介してほしいという要請だった。方向としては発酵させてメタンを採取するか、炭化してナノカーボンなどの高級炭素材にするという考えのようだ。話しを聞くと、マレーシアやマダガスカルで栽培したヤトロファの実を日本に持ってきて油を採り、残渣も日本で処理する計画のようだ。遠距離を輸送して事業として引き合うかどうかが疑問だが、現地処理する前に日本である程度の実証をすることも必要だろうとは思う。自分が知っている範囲でメタン発酵や炭化について詳しい人を紹介することを約束して別れたが、いままで全く知らなかったヤトロファの話しを聞いた直後にこのような申し入れがあったのは何かの因縁があって、うまく具体化する話しなのかもしれない。
その後6時からの同期の夕食会に移動。少しでも販売が増えればと期待しながら、自分が書いたスマートグリッドに関する本の出版を紹介。数冊は確実に売れそうな気配なのは有り難い。第2刷りまで行くとすれば、足らずの部分や、可能性のある間違い箇所を補足修正できるのだがとも思い始めた。高望みしすぎかな。
