効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

コンビニが無洗米へ移行

今日の毎日新聞が、ファミリーマートが、おにぎりやすし、弁当類などに使われているコメを普通精米から無洗米に切り替える方針を明らかにしたと報じている。普通の精白米は表面にまだ糠が表面に残っているために、炊飯前に研いでやらないと糠の味がしておいしくない。研ぐのはただ水をかけて洗うのではなくて、掌で押しつけるようにしてお米をすりあわせるようにするのでちょっとしたこつがいるし、冬などには結構冷たいので手抜きしたくなる。従来の精白の後この糠を取り除く工程を経たお米が無洗米だ。自宅では無洗米を常用しているが、糠の粘着力を利用して糠をはぎとる方法で無洗米にしているBG無洗米を買っている。BGは糠を取り除く工程で水を使わないので米のとぎ汁に起因する水汚染が製造過程でも起こらない。BG方式のものは環境を重視する生協のお店で売っているが、BGマークがついているか確認しないとどの方式でのものか分からない。
ファミリーマートで採用した無洗米がBG方式なのか、無洗米工程で水を使う方式のものなのかは分からないが、大量に炊飯しているから、炊飯前の研ぎ洗いに使う水の汚染だけでも大きなものがあったはずだ。だから、節水のほか、研ぎ汁に含まれる窒素やリンなどの汚染物質を削減できることになる。11月4日から東京都と神奈川県の一部の約400店舗で実施し、09年中に全国に広げるが、無洗米への全面切り替えはコンビニ業界で初めてという。全店で切り替えると、製造時の水の使用量は従来より年間25万キロリットル減らせる。また、とぎ汁に含まれる窒素やリンなどの処理にかかる二酸化炭素(CO2)の排出量(年間約840トン)も削減できる。消費者の環境意識が高まる中、顧客の支持につなげたい考えだそうだ。
この記事の中に、無洗米は割高という内容がある。確かに無洗米は同じ重さの袋では通常の精白米より高いのだが、糠の重さが入っていないことを計算に入れるとそれほど高いわけではないようだ。
ところで10月30日に書いたものにコメントをいただきました。かなり専門性の高いものですので、ご紹介だけにします。
『多極の同期機(というより直流発電機)で一旦直流発電し、インバータで交流にすることで、ギアを省略、かつ可変速回転で効率を向上するということであれば、90年代後半にドイツで発達した技術です。先行したデンマークをドイツが追い越すカギになった技術。さらにそれを踏まえた上で、ステータ側コイルをインバータ制御することでローテータコイル直結の発電機をドイツのベンチャーが開発し、岩谷産業が輸入代理店になったのも90年代だったと記憶しています。日本製鋼所が開発した技術がどのような技術なのか、この記事だけではわかりませんが、読んだかぎりでは10年前のドイツの技術を追い越している感じがしません。』
直流発電だとすれば理解できます。