効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

メガソーラーの1,000ボルト化

最近メガソーラーの電圧を1,000ボルトにするという記事をよく見るようになっていた。これまでは600ボルトが普通。だが、NTTファシリティーズが3月28日、三重県伊賀市で建設を進めてきた「F伊賀太陽光発電所」が発電を開始したと発表した内容を読んで、この高圧化には大きなメリットがあると知った。同発電所では、1直列回路当たりに最高直流電圧を1,000ボルトまで高めた。これまでの標準的な直流600Vのシステム総合効率が約70%であるのに対して、1,000ボルトに高圧化することで90%まで高められるという。これだけ効率の差があれば、高圧化のコストが多少掛かったとしても太陽光エネルギーの有効利用度を高めることができるのだから、これからは1000ボルトに対応したパワーコンディショナーが標準になるのではないだろうか。パワーコンディショナーの変換効率も大きく向上するらしい。高圧直流が標準システムとなるのだろう。高圧技術の進歩は目覚ましい。