効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■英国に巨大な洋上風力発電

風力発電設備を製造しているジーメンス・ガメサ社が、洋上風力発電で140万キロワットに上る発電設備を英国から受注したと発表している。一基14,000キロワット能力のものを100基、英国の北東195kmにある北海洋上に計画されているものだが、浅瀬になっているDogger Bankと呼ばれる海域への設置で、着床式の洋上風力のようだ。ローターの直径が108メーターの風車が100基並ぶと考えるだけでも驚きだ。設置される海域の大きさは593平方キロメートル。

いま新型コロナウイルスの感染拡大のために、建設労働者の確保が課題となっているが、順調に進むとすれば、2021年に発電設備の製造に入り、2024年に洋上に設置する工事が開始されるようだ。これだけの規模のウインドファームが出現するのは世界でも最初だとされ、洋上風力発電再生可能エネルギーによる発電量を急増させると期待されている。

ジーメンス・ガメサ社はドイツからも北海の洋上風力設備を受注している。ドイツ北海のHelgoland島の35キロメートル北に建設される。総規模は345,000kW。

英国がジーメンス・ガメサ社に発注したのは、英国の電力が2019年に60日間石炭火力からの電力がゼロになったと発表された直後。英国は、洋上風力発電の拡充とその発電コストの低さがこの実現に大きく貢献したと評価したようだ。ジーメンスが受注済みの洋上風力発電規模は430万キロワットになっている。

日本では洋上風力発電はまだ実証段階だし、北海のように浅い海域が少ないため、浮体式のものに頼らざるを得ず、発電コストが安くなるにはかなりの時間が必要だろう。しかし、海外にこのような事例が増えることによって、日本社会も洋上風力発電への関心を高める方向に向かってくれれば良いのだが。

 

 

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