効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽エネルギーでイチゴ栽培

太陽光発電を農地に設置して、ソーラーシェアリングするということは知っていた。しかし、太陽光エネルギーを蓄熱利用するイチゴ省エネ栽培システムが山口県農林総合技術センターで実証試験されているとは知らなかった。このシステムは、日中のイチゴ栽培ハウス内の余剰熱を蓄熱槽に蓄えておき、温度低下時の加温に活用する。隣接する未利用ハウスの屋根に1.62kWのフィルム型太陽電池を設置し、蓄電池(450Ah)と組み合わせて独立電源とし、送風ファンなどを稼働させるということだから、太陽のエネルギーを電気と熱の両方に使って、効率的なエネルギー利用ができるということだ。チゴ栽培は、腰ほどの高さの台上で育成する高設型を採用し、台の下にグリ石(岩石を割った小石)による蓄熱槽を配置してイチゴ苗を下から加温する仕組み。ハウス内の温度が、グリ石の温度より高くなった場合、送風ファンを稼働して蓄熱するということだ。ハウスの屋根が開閉できるようにもなっている。これはいろいろな利用方法があるように思える。少し応用を考えてみよう。