効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■透明な太陽光発電パネルと温室

樹脂系の透明で柔軟な膜で太陽光発電が出来るシステムが開発されている。これを窓ガラスに使うと、建物が発電設備に変わる。ただ、透明な膜といっても、太陽光の一部は発電に使われるから、透過した後の光の周波数は変わることになる。これを温室栽培用の屋根に利用した場合、そこで栽培される植物が育つかどうかを実験したのがノースカロライナ州立大学。最初に、異なった周波数の光を吸収する透明膜を取り付けて、いろいろな野菜を植え付けて、生育状況を調べたようだ。

まず種類の異なるレタスを植えて30日置いて成長させたようだ。それと比較するために、温度、水、肥料、炭酸ガス濃度などを同じ条件にして、当てる光の組成の異なる物を別に栽培したが、その成長速度や成熟度はほとんど変わらなかったらしい。これはこのテストをした研究者にとっては大きな驚きだったという。現在トマトといった別の野菜を使ってテストしているようだが、もし透明な太陽光パネルを通過した光でも作物が普通に育つとすれば、世界の温室が発電設備にもなることを意味する。

発電した後の太陽光でも十分に育つ野菜類が幾つもあるとすれば、エネルギーと食糧問題に同時に対応出来ることになる。この成果がさらに進展することを期待したい。

 

-------------

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form