効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■南極の気温上昇

今年は各地で猛暑が報じられている。その中でも脅威だと思ったのは、2022年に観測された南極大陸の気温上昇だ。オーストラリア大陸から暑くなった気流が南極に流れ、これまでであれば、-50℃だったものが、-10℃と38.5℃も高くなった。英国の報道だから、英国でこれだけの気温上昇があれば、2022年に60℃になっただろうと計算している。

気候変動の一例に過ぎないが、南極大陸の場合には、これまで固定されていた氷が大量に溶け始め、それによって海面上昇も起こっている。海に浮かんでいる氷山の場合には、溶けてバラバラになっていく。この場合には海水面の上昇は起きないが、氷山そのものや、周辺に住む生物が大きな影響を受けることになる。この周辺に住むアデリーペンギンの増加数が激減しているようだ。

今後この状況がどのようになっていくかは解明されていないが、世界的な気温上昇の象徴のようなものとなっている。気候変動の具体的な数字として、まさに氷山の一角だと言えるだろう。この気温上昇が元に戻るとは想定できないとのことだ。今後気温が急速に元に戻るとは考えられず、新たな氷が生成されるとは言えないのだから、南極の氷の堆積量は急速に減少していくことになる。太陽光を反射させて宇宙に戻す効果も大きく減少する。

工業化社会の起こしたものだが、それを人類が起こしたものとはまったく言えない。工業化した国に住む人口は、工業化とは無縁の途上国に住む人口より遙かに少ないはずだから。エネルギー源を再生可能エネルギーに転換したとしても、それまでに放出された温暖化ガスは大気中に長期に亘って留まることになる。カーボンキャプチャーの技術が実用化しても、炭素の捕捉できる量は、それまでに放出したものから見ると僅かなものだ。

次第に地球上の生物相が変化し、人類の存亡に関わることになる可能性がある。

 

 

 

 

 

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