今日午後1時ごろから福島第1原子力発電所の敷地内にたまる処理水の海洋放出の作業が始められた。海水で薄めた処理水に含まれるトリチウム濃度が安全基準内に収まったと報じられている。30年程度かけて放出し、初回は17日間かけて7,800トンを流すことになっているようだ。この量は、よく写真に出ている貯留タンクの容量との比率ではどの位になるのだろうか。
同日朝までに1トンの処理水を1200トンの海水で希釈し、1リットル当たりのトリチウムの濃度は43~63ベクレルだった。国が定めた安全基準の40分の1に当たる同1500ベクレル未満が条件になっており、連続で流しても安全に放出できると判断したと報じられている。
これがどれ程少なくても、風評被害は避けられないだろうが、その補償をどのようにするかが今後の大きな課題となる。廃炉になった原子炉が存在する限り、地下水の汚染は続くのだから、できるだけ早く停止した原子炉本体を撤去して、地下水との縁を切らない限り、汚染水をなくすることはできない。永遠に海洋放出を続けることはできないから、どこかの時点で、汚染水の発生そのものの止める必要がある。その時期はいつになるのだろうか。
処理水は放水トンネル内を毎秒1メートルと人が歩くほどの速さで流れ、原発の約1キロメートル沖合から放出される。24日は200トン程度を流す予定で、順調に進むと9月中旬までに初回の放出が終わるとしている。
香港やマカオでは24日から福島や東京など10都県の水産物の輸入を禁じた。中国政府も放出に反発しており、対抗措置の発動を示唆する。漁業関係者ら事業者への影響を抑えるための支援が欠かせない。現状から見ると、放出は避けられないのだが、逆に早く始める方が実証データを得られることになり、具体的な議論が出来るようになるだろう。
いまタンクに溜まった居る水を、セメントと混ぜてコンクリートにしたら、そのコンクリートからの放射線量は、自然放射線との対比でどの位になるのだろうか。これで人工島を作るとすれば、それが海水で浸食される速度はかなり遅いだろう。海洋放出以外の方法はなかったのだろうか。
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