中部電力は１４日、ドイツにおける革新的地熱発電の世界初の商業プロジェクトに参画することを発表したと報じられている。地下に設置したループに地上から注入した水を介して地熱を取り出すクローズドループ方式。地下にある汚染物質が地上に放出されることがないために、ある意味理想的な地熱回収方式だ。
この記事によると、地熱開発の大きなリスクとして、資金を投じて掘削したものの、十分な蒸気量が得られず、投資が回収できないで終わることがあるらしい。従来では開発中止となるこのようなケースでも、水を外部から注入することによって、事業化が可能になるようだ。
2017年に創立されたエバー社は、この技術開発の先頭を走っているらしい。中部電力は、将来的にエネルギー業界のゲームチェンジャーなる技術だと評価し、昨年秋に同社へ出資している。出資比率は10％弱。エバー社は既に25ヶ国以上で事業化を検討しているが、その総発電能力は全体で1,000万キロワット以上になっている。世界有数（確か3番目）の地熱資源を持つ日本も、主要な開発候補の一つに位置づけられている。
この地下熱源に注入する水の量はかなり大きいものだろうが、地上に上がってきても放散せず空気で冷却して水に戻して再注入されるだろうから、大量の水を無駄にすることはなさそうだ。今後日本でもこの方式が各地で採用される可能性は高い。
家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。
https://minne.com/@plusme https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form
