出光興産とINPEX、三井石油開発は2025年にも秋田県湯沢市で地熱発電所を稼働させる。最大出力は1万4900キロワット。稼働率は約7割と再生可能エネルギー発電としては1~2割の太陽光や風力より高効率となる。日本の地熱潜在量は世界第3位なのだが、有望な場所があっても温泉が近くにあって、源泉が涸れると反対されるのが殆どだったが、水質や温泉への環境影響評価を終えており、今後は資源量などの最終確認を進めるとのこと。
新たな発電所「かたつむり山発電所」(仮称)は22年に着工する予定。地熱発電は地下から取り出した高温の熱水と蒸気を使いタービンを回す仕組みで、同発電所は蒸気を2段階で取り出して出力を高める「ダブルフラッシュ方式」を使う。発電した電気は固定価格買い取り制度(FIT)も活用して販売する。
地熱開発は1980年代にかけ盛り上がったが、90年以降は原子力政策に押されて縮小。東日本大震災後から再び注目されるようになった。1万キロワットを超す大型の地熱発電所は19年稼働の山葵沢地熱発電所まで23年間なかった。国立公園での地熱探索も規制が緩和されたようだから、これから同様のプロジェクトが進展するのではと思う。
課題は地熱の場所を特定する事が難しく、掘削して高温熱を持つマグマ層に到達することが難しいことにあるが、最近海外からの探索技術が導入されたようだから、同様のプロジェクトが続くと期待したい。
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