効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■バイオマス発電

今朝10時から1時間、あるコンサル事業会社からバイオマス発電についての意見聴取を受けた。日頃エネルギー関連のことを書くことが多かったから、バイオマスについても具体的な情報知識を持っていると思われたようだ。しかし、自分の理解は殆どが資料をよんでのもので、ずっと昔に北海道で実際の設備を見ただけだったから、役に立つ情報を提供できたかどうか分からない。

バイオマスは、再生可能エネルギーの範疇になっているが、植物や動物由来の素材の消費速度が早いと、それを補うべき生物資源の増加の速度が追いつかないことがある。その場合には消費の方が多くなり、再生ができていないという状況になってしまう。これを問題にしているのが欧州だが、いま、東南アジアでバイオマス発電が急増しているという報道記事を読み、これに何らかの規制をかけないと、自然破壊の方向に進む可能性があると思うようになっている。

一方、東南アジアでごみのエネルギー活用が進んでいる。人口増でごみ排出量が増える一方、地下水の汚染などが問題化し、ごみ処理と同時に発電もできる焼却技術でノウハウのある日本企業が注目を集める。三菱重工業日立造船生ごみからメタンガスを取り出す技術などで東南アジアへの展開も視野に入れている。これもバイオマス発電だが、ゴミを埋め立てにすると、発酵してメタンガスも発生する。このガスは炭酸ガスより大幅に地球温暖化効果が高いために、可能な限りこれを回収しなければならないのだが、燃料に利用する技術が実用化して、発展途上国に拡がるのは極めて望ましいことだ。ゴミは人間社会が生み出すものだから、ゴミを生み出すバイオマスとのバランスはとりやすいから、埋め立てでは無く、何らかの形で燃料にすることができれば、炭酸ガスの排出と吸収をバランスさせる効果は大きいだろう。

 

 

 

 

 

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