効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■トヨタと水素燃料電池

トヨタ自動車は11日、水素を使う燃料電池(FC)システムについて2030年に年間10万台を供給できるとの見通しを示したと報じられている。欧米や中国を中心に水素市場の拡大が見込まれる中、トラックなど商用車への搭載を目指す。脱炭素に向けて電気自動車の普及が推進されているが、長距離トラックやバスに蓄電池駆動システムを利用すると、蓄電池の積載量を増やす必要があり、それだけ重量が増え、積載できる荷物の量をあまり増やすことができないという問題がある。充電にも時間がかかる。

これを、水素燃料電池を電源にした電気自動車であれば、水素の搭載量を増やしても、それが走行に影響を与えるほどの重量増加にはならない。燃料タンクの圧力を上げれば水素の量は増えるから、耐圧性をよくした水素タンクの開発さえできれば良い筈だ。トヨタ燃料電池市場が30年に5兆円規模まで成長すると見込んでいる。FCシステムをトラックやバス、鉄道、定置発電機などに向けて外販する計画を掲げている。この場合、燃料電池の発電規模が大きくなっても、燃料電池のセルの重量が大きくは上がらない。高耐圧の水素タンクも、重量が発電規模の増加ほどは増えないのが重要なポイントになる。これまでの燃料電池天然ガスを燃料にしたものが主流だったので、地球温暖化ガスである炭酸ガスの排出が必然だった。しかし、これが水素に置き換わると、水蒸気が排出されるだけで,脱炭素の効果は極めて大きくなる。

課題は水素の充填設備をどれだけ確保できるかだが、トラックやバスの場合、ほぼ全てが基地に駐車しているし、電車の場合も操車場に必ず戻るようにすれば、そこで水素充填はできる。それほど多くの充填設備がなくても操業にマイナスとはならない。これから普及が急速に進むと想定される。

 

 

 

 

 

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