効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■欧州のEV普及度調査

英国にあるLCPDeltaというエネルギー関連調査会社から、欧州でのEV普及度の調査をShellと協同で行ったアンケート調査結果を送ってきた。調査の対象となった国は、英国、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、ベルギーで、今年の1~2月に行ったものだ。対象数は24,771。これを見ると、欧州でEV(電気自動車)が凄まじい勢いで普及し始めていることが分かる。これにはプラグインハイブリッド車(PHEV)も含まれているようだから、多少の曖昧さはあるかもしれない。そこにも述べられているが、この数字に匹敵するのは中国だけだという。

調査の要約が数字で表されているが、対象となったEVユーザーの内42%は、ここ1~2年に切り替えており、47%のドライバーは毎日充電する必要はないと思っている(一回の充電で走れる距離が長くなっている)。また、充電方法は、多少高くなっても良いから、簡単に充電できるのを望んでいるのが47%。また、仕事でEVを利用しているドライバーの内50%は、会社から充電カードを支給されている。さらには、EVドライバーの46%が自宅に太陽光発電設備を取り付けている。環境意識が高い人がEVを購入していることが分かる。

意外な数字だと思ったのは、自宅に充電設備を持っていない人が44%もいたことだ。近くに充電所があることがEV購入の動機になっているのかもしれない。また、一回の充電で走れる距離が長くなっているのだろう。そして、57%の人が、ドライブをするときの目的地に、充電所がある所を選択している。また、EV保有者の86%は新車を購入しており、まだEVの中古市場が生まれていないことを示している。逆に、遠からず中古市場が拡大すると想定される。また、EVユーザーで価格を重視する人の比率は予想したほど大きくはなく、それだけ、小型の低価格EVが市場に出ていることが分かる、としている。さらには、ガソリン車やディーゼル車に戻す可能性があるとする人の比率は僅か2%で、EVの性能に満足している人が殆どであり、これからのEV市場の拡大が確実になっていることを示している。

EV市場では、一充電で走行できる距離の短さを問題視することが多いが、今回の調査では、一回の走行距離は平均が8.4マイルで、現在市場に出ているEVの一回充電走行可能距離である100~300マイルとはかけ離れた数字が出ている。

このレポートには他にも興味を惹く内容があるようだから、また、近いうちに紹介することにする。

 

 

 

 

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