効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ポーランドに水素燃料電池駆動の機関車


海外ニュースで知ったことだが、ポーランドで、水素燃料電池で駆動する電動機関車が政府の認可を受けたようだ。水素で走る旅客列車は、既にドイツで走っているし,英国でも運行が開始されているかもしれない。当面操車場での貨物列車の編成替えに利用するようだが、一台で貨物列車の組み換えをするのだから、頻繁に発車、停止を繰り返すことになり、機関車のテストをしている形になる。

その構造が写真に出ていたのでそれをコピーしたが、何本もの水素貯蔵タンクがあり、それで発電する燃料電池、その電力を貯める蓄電池で構成されている。最終的には蓄電池からの電気でモーターを駆動する形だから、水素で走る電気機関車という感じになる。この操縦席はかなりの範囲で自動化されていて、衝突防止装置も備えているということだ。運転席は、これまでのものとは異なり長い車体の中央に置かれている。

85kW燃料電池2つの出力を柔軟に上下させることは難しいから電気モーターを駆動する役目として蓄電池を間に入れているのだろう。最高速度は時速90km。

この形式以外の脱炭素の機関車として、水素添加の植物油を燃料にするデイーゼル車があり、いまのところこの方式が主流のようだ。燃料を変えるだけで、従来型のディーゼル機関車をそのまま利用できるからだろう。だが、変動性再エネが欧州で急速に普及すると、変動調整の為に水の電気分解で水素を製造するところが増えることを考えると、この新型燃料電池の電力を蓄電池経由で利用する電気機関車が優位に立つようになるかもしれない。

ポーランドで運行を始める燃料電池機関車

 

 

 

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