効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■日本の洋上風力発電の可能性

今日の午後15時半から1時間、自然エネルギー財団が開催した、日本の洋上風力発電の可能性を論じるにあたって、送電線マップをどのように見るか、についてのウエビナーに参加した。そこで示された図表がコピーできないので、下のネットアドレスを見てほしい。

OSW Project Areas & Transmission Lines (beta version) (renewable-ei.org)

これで見ると、見方が間違っているかもしれないが稼働中の物が7カ所にあるようだ。他の資料で見ると、日本の洋上風力発電は、2020年12月時点で7箇所に28基設置されており、発電量は58.6MWとなっている。これは、風力発電全体のうち僅か1.3%程度の数値となっている。

また、開発中は、北海道、東北(太平洋側)、北陸の3地域のようだ。これに促進地域2カ所を加えても、今後急増させるのは難しいだろう。

送電系統図は、現在の発電と送電に対応したものだから、新規に規模の大きい洋上風力を接続するにはその容量を増強する必要がある。そのコストを考えると、発電原価は低くても、総電力コストは増大せざるを得ない。どこを増強するかのシミュレーションもやりにくいだろう。また、浮体式でどこまで増強できるかもまだ十分に検討されていない。日本の脱炭素には大きな壁がある。

 

 

 

 

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