効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■日本の水素供給、40年に6倍

政府は6日、次世代の脱炭素燃料として有力な水素の供給を増やす新たな基本戦略を決めた。2040年に水素の供給量を現状の6倍の1200万トン程度に拡大する目標も盛り込んだ。それに対応したサプライチェーン構築に向けて、今後15年間で官民あわせて15兆円を投資するということだ。政府は企業の製造装置や関連素材への投資支援に乗り出す。水を電気分解して水素を作る「水電解装置」のほか、水素の製造に欠かせない電解膜や触媒などの素材を対象にする。

この記事では1,200万トンで、2040年の需要に十分対応出来るかどうかについては触れていない。また、この水素は当然再生可能エネルギーにより発電された電力で電気分解されるグリーン水素だと理解すべきものだろう。これが振り向けられる対象も一切この記事では報じられていないから、例えば、製鉄の過程で使われるコークスは、水素に変わっていくのだろうか。

また、水素をどのような方式にせよ移動させるには、トラックなり鉄道貨物が必要となる。水素パイプラインも考えられるが、現実的には無理だろう。その輸送媒体も燃料電池などでグリーン水素を使うものとならなければ、ガソリンや重油を使った輸送媒体の利用をしていては意味がなくなる。

現時点では日本の再エネ比率は低いから、まず再エネ電源の増強を行わなければ、この供給量をグリーンな物にすることは不可能だろう。現在の水素供給量200万トンは何を主たる対象にして供給されているのだろう。エネルギー白書が出されたから、それを読むと少しは分かるかも知れない。

 

 

 

 

 

 

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