効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

驚くほどのLED技術開発テンポ

電力消費が少ないというのが売り物のLED照明の消費電力がさらに半減する技術が開発されたと報じられている。LED半導体の発光面に細かい溝を刻んで、光の方向を揃えることによって同じ電力で得られる明るさが倍増したもの。その他には、LED半導体から熱がうまく逃げないと温度上昇で半導体が駄目になるために明るさを上げることができなかったものを、放熱に工夫を凝らして照度を上げることにより、電力消費を引き下げることに成功したメーカーもある。コストダウンも進んでいる。今日家電ショップに出かけたのだが、当初自分が買ったものの価格も半分近くになっている。
構造上、光が下向きにならざるを得ないのだが、それもかなりデザインでカバーされている。後は、演色性の向上だろう。また、白熱球であれば当たり前にできる調光が、LED電球では全てに可能なわけではない。しかし、照明器具メーカーが、その辺りの課題をかなり解消した照明器具を開発している。今日行った売り場でも、ソケットのサイズも多彩になっていた。もう少しすれば、白熱電球や蛍光灯ではできないような照明を家庭でも使えるようになるだろう。いま自宅ではテストとして白熱電球60ワット級を一個だけ使用している。もう少し値段が下がり、100ワット級が安く手にはいるようになったら、またテストしてみよう。門灯用に使える明るさの小さいものも商品化されていたが、これは連れ合いの色に対する好みがあるので、自分の一存では買えない。彼女はLEDの光は冷たいと思いこんでいるから、納得して貰うのには時間がかかるだろう。単に電気代が安い、長寿命だという理由だけでは動かない頑固な消費者なのだから。