効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ベルリンにマイクログリッドで高速充電

ドイツ最大のガソリンステーション事業を営むAral社が、このほどベルリンに電気自動車向けの高速充電設備を設置した。ベルリン市の支援を得て開始されたプロジェクトの始まりらしい。ここには二つの充電設備があり、320kWのキャパシティがあるが、普通見られる設備のように中圧送電線には接続されていない。充電は現場設置の蓄電池から行われ、電気自動車への充電が行われていないときに、その蓄電池が充電される方式になっている。この充電は低圧配電線から当面は行われるようだ。

日本で標準化されている充電設備にチャデモがあるが、これは62.5kWの容量をもつているのだが、これに比べるとかなり大きいものになる。

これがマイクログリッド構築の第一歩だということだ。将来的には、ここに設置される自家発電設備から充電されると説明されているが、多分太陽光発電と水素利用の発電設備で充電するのだろう。そして、周辺にも電力を供給するのかも知れないが、この辺りは説明がされていない。今後、送電系統が十分な容量を持っていない、あるいは、系統からの電力を利用するのでは事業性が出ないところに、この方式の充電設備が設置されるとしている。AralはBPの傘下にあるが、事業を2050年までにカーボンニュートラルにするというBPの目標を達成するのに貢献するのだとしている。

また、この電気自動車の高速充電だけでなく、電動バイクや小型車のバッテリーをここでごく短時間の間に交換できる場所とする計画になっている。Swobbeeバッテリー交換装置によって、30秒で電池を交換できるとのことだ。これが間もなく実現するとすれば、電動バイクなどの蓄電池の標準化が出来ていることを意味する。これについては触れられていないが、以前にも触れたように、電気自動車は充電だけでなく、電池交換が出来るようになる方向にあるのだろう。それには電気で駆動される移動体向け蓄電池の標準化がグローバルに行われなければ実現が難しいはずだが、それについてこの記事は触れていない。

 

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