効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■CO2の回収と貯留

地球温暖化(正しくは気候変動)の原因となるものの一つである炭酸ガス(CO2)を、その発生源、特に石炭火力発電所の排気から吸収除去し、それを何らかの方法で回収除去し、どこかへ貯留し、ほぼ永久に大気に漏れ出さないようにする技術の開発が進んでいる。いろいろな所に使われるコンクリートの製造過程で大量の炭酸ガスが排出されるが、それを大幅に削減する技術を、アメリカのフロリダ州にあるスタートアップ企業が開発に成功したということだ。

それはBlock-Liteという家族事業者で、セメントを製造する時に空気中から炭酸ガスを吸収する製造法を開発したようだ。コロラド、ユタ、アリゾナニューメキシコの各州から15万ドルの補助を受けて、この実用化プラントを建設するという。このプラントは2024年に完成する予定だが、年間3万トンのコンクリート製造過程から炭酸ガス500トンを除去するという。これによって、コンクリート製造過程からの炭酸ガス排出量を70%以上削減できるとしている。

セメントの製造によって、世界の排出する炭酸ガスの7~8%を占めるとされる。この新技術だけでは大量処理はできないが、類似の技術がいま世界で開発中だとされる。幾つもの回収技術を総動員して、空気中に排出される炭酸ガスを回収しなければならないのだが、さらには、石炭そのものの利用を削減し、水素などに置き換える必要もある。

それがいつ実用化されるかはまだ分からないが、地球環境が壊滅する前に、これらの技術を実用化し普及させなければならない。

 

 

 

 

 

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