効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■空気液化で蓄電

住友重機械工業は液化空気エネルギー貯蔵(LAES)技術の事業化を加速させていると報じられている。再生可能エネルギー電源の出力変動を調整する役割などが期待され、慣性力を提供できる点は系統安定化の観点から大きな強みとなる。1月には事業化への大きな一歩となる実証を広島ガスと開始。2025~26年度に本格展開の段階に入り、30年度にはエネルギー環境事業の柱に育て上げる方針だ。

この記事でよく分からなかったのは、蓄電用に液化空気貯蔵タンクが必要なことは理解できたが、通常の大気としてある空気を液化するときに電力を消費し、液化空気を大気中に放出させて発電するのか、液化タンクと空気タンクの間を、空気液化装置を間にして大気を行き来させるのかよく分からなかった。

このメーカーのウエブを見ると、「液化空気エネルギー貯蔵(LAES)システムは、自由に利用できる空気(大気)を余剰電力により圧縮・冷却して液化し、液化空気としてタンクに貯蔵します。電力が必要となったときには、液化空気を加熱・気化して膨張させ、タービンを駆動して発電、供給します。LAESシステムは長時間の電力貯蔵に適していて、充放電時の需給調整に加え慣性力や調相機能を常時供給することで系統安定化にも寄与します。そのため不安定電源である再生可能エネルギー発電との組合せにより、化石燃料による火力発電所を代替することができます。」となっていた。

大気を電動冷却器で直接冷却して液化して貯蔵し、その液化空気を大気空間に放散させるときにタービンを回して発電するのだろう。かなりの温度差がある空気を媒介にしているが、タービンを回した後の空気を大気中に捨ててしまうのは勿体ない気がする。低温空気を利用して冷蔵庫の冷熱源などに利用することはしないのだろうか。

 

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