効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■シロアリを鶏の餌に

今日の日経夕刊で報じられているが、シロアリに間伐材を与えて養鶏用飼料をつくろうと、京都大などの研究グループが取り組んでいる。山林に放置されている間伐材を有効活用し、鶏肉と鶏卵の生産に結び付ける。2030年までに鶏の飼料にする技術を確立する計画だとのこと。

間伐材は森林整備毎に大量に発生するが、乾燥させて燃料にするだけでは十分に使い切れていない。これを恒常的に消費する新しい方式があればという研究が京都大学で進められている。京大昆虫生態学研究室の倉庫には、体長1センチほどのオオシロアリ数百万匹が木の巣の中で動き回っていた。松浦健二教授(昆虫生態学)は20年1月、鹿児島県の山林でオオシロアリの巣を採集して持ち帰った。シロアリは巣から逃げることなく生活し、飼育に手間がかからない。

1キロの間伐材を餌に約45グラムのオオシロアリが育つ。シロアリはそのまま鶏に食べさせたり、冷凍乾燥により粉末にして他の飼料と混ぜたりする。高タンパクで脂肪分や繊維質も多く含まれ、養鶏用飼料として一般的な大豆かすや魚粉と比べて栄養分の遜色はない。

シロアリが間伐材を食べ尽くすわけではないだろうから、シロアリだけを選別して採取する方法はどのようにしているのだろうか。

松浦教授は「台風や豪雨で大量の流木が発生する。シロアリに食べてもらい、シロアリを養鶏用飼料にして鶏肉や鶏卵に変える。自然の循環だ」と話している。鶏が食べるシロアリは鶏1000羽あたり何キログラム/日だろうか。その辺りの消費量が報じられていないので、餌として利用する使えない材木がどの程度有効に消費されるかを知りたいところだ。間伐材などの発生する地域内でシロアリ培養が出来る施設を設置できるとすれば、養鶏場と近いところも多いだろうから、輸送のためのエネルギー消費も少なくなる。

生ゴミでウジ虫を育てることはできないだろうか。ただ、ウジ虫は何かの虫になると逃げ出すだろうから、それを防ぐ方法も考えなくてはならないかも知れない。

 

 

 

 

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