効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■LNGで空気液化 発電

広島ガスは18日、住友重機械工業と共同で液化空気エネルギー貯蔵(LAES)技術の商用実証を始めると発表した。空気を液化し,それを加温することでガスタービン用の高圧空気を製造してガスタービンを駆動し発電するシステムである.その際,液体空気の製造にLNGの気化冷熱を利用すれば,圧縮機動力を大幅に節約することができる.またこの方式は,生産・貯蔵した液体空気をピーク負荷時など必要な時に加温して高圧とし、ガスタービン発電に利用すれば,需要に応じて任意の出力が選べる電力貯蔵システムにもなる.

LNG天然ガスを液化したものだから、それをガスに戻すにはいずれにしろ加熱して温度を上げて気化させなければならない。都市ガスの製造工場では日常的に行われているシステムだ。LNGを気化すると膨張するから、それでタービンを回して発電も出来る。一方、これまで、LNGで空気を冷やして液化貯蔵するというシステムは一般的ではなかった。その設備コストがかかるからだろう。だが、グリーン電力の需要の高まりの中で、LNGの冷熱で作った液化空気を、必要な時に空気なり海水なりで温めてやり、膨張する空気でタービンを回して発電する方式が普及し始めているようだ。液化空気の沸点は1気圧下で約零下190度C。加圧してやると零下140度Cほどで液化する。LNGは零下162度Cで液化しているから、LNGを都市ガスの原料に使うとすれば、その気化の過程で空気を液化できる。そのくうくを加熱膨張させてタービンを回して発電するという二段のエネルギー利用ができる。

LNG発電所の燃料としても利用されているが、その過程で空気を液化するシステムはこれまで利用されていなかったはずだ。だが、グリーン電力の評価が高まれば、LNG発電所でも圧縮空気によるタービン発電が併設されるようになるのではないだろうか。

 

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