効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■生分解性プラスチック

これまで開発されてきたプラスチックは、いろいろなものの素材として使われるために、なかなか壊れたり浸食されにくいように作られてきた。だが、このようなプラスチックがゴミとして廃棄され、海に流れ出ると、微粒化することはあってもなかなか分解されないために、海洋汚染の原因になっていた。海洋生物が餌として飲み込むことも多く、その防止策、言い換えれば、本来の役目を終えたプラスチックは、早期に分解する方策が望まれている。

報道によると、北陸先端科学技術大学院大学などのチームは、海水中で太陽光や微生物の働きで分解されるプラスチックを開発中のようだ。生物が食べても害のないようにもする。2050年にはマイクロプラスチックによる海洋汚染の主要な解決策の一つとなっている可能性があるとのこと。

世界では年間に数百万トンのプラごみが新たに海洋に流出していると試算され、50年には海洋中のプラごみの総重量が魚の総重量を超えるとの見積もりもある。解決に向けて、微生物の働きで水と二酸化炭素(CO2)に分解される生分解性プラスチックなどへの代替が模索されてきたが、従来の生分解性プラは使用時の耐久性が十分に高くないものが多く、代替には至っていない。

北陸先端大の金子達雄教授ら8つの研究機関が共同開発を進めるのが、使用時は頑丈だが海洋に流れ込むとおのずと分解されるプラだ。海にふりそそぐ太陽光が「スイッチ」として働き、海水や微生物が分子に入り込んで分解する。最終的には2種類の光触媒を使い、プラを構成する繊維の芯とさや(周縁)の部分で生分解のオン・オフが逆になるよう設計する形を目指す。

研究プロジェクトは20年度に始動しており、これまでに2種類の光触媒がそれぞれうまく働くことを確認してきた。23年度は2種類の光触媒を組み合わせて制御できるかの研究を進め、大量合成の検証にも着手する。性能や安全性の検証を経て、20年代中に一部の用途で実用化を狙う。順調に開発が進んでいるようだが、プラスチックの種類は多く、成分も多様だから、それを全て生分解性のものに切り替えることがどこまでできるだろうか。努力が報われることを願うばかり。

 

全くこれとは異なるものだが、今日病院で心臓に電気ショックを与えられた。数日前から不整脈が多発するようになり、病院の担当医師に電話をしたら、すぐ来るようにと言われ、心電図を見てこのオペレーションを受けるように指示された。30分ほどで終わったが、帰宅して測定したら不整脈は出ていなかった。11年前の心筋梗塞で手術を受けて後、定期的に診察を受けてきたが、予定された日以外に診察を受けたのは初めて。安定することを願うばかり。

 

 

 

 

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