効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■プラスチック汚染

Amazon社が、株主から、プラスチックの使用量を削減するように要請されているということを英国の新聞記事で知った。Amazonは21万トンのプラスチックを使い、最終的には海洋プラスチックごみとなるということだ。この数字は環境団体のOceanaが計算したもの。

プラスチックのごみは、焼却しても温暖化ガスを排出する。生物起源のプラスチックであったとしても、それが同量を植物などが吸収するという保証はない。川や海に捨てられたものは、海洋汚染プラスチックとして海洋生物に大きな悪影響を与える。

2~3日前のNHKの番組で、海洋プラスチックごみについてのものがあったが、自分の理解する海洋プラスチックごみは、単に目に見えるものが中心だったという事を知らされた。鯨やイルカなどが海洋ゴミであるプラスチックの袋を飲み込んで死んでしまう程度の理解だったが、それが次第に分解して目に見えないほどの粒子になると、海洋生物の身体の細胞に取り込まれ、その生殖機能を劣化させる、また、その魚などを人間が食べると、胎盤にも沈着し、それが胎児にも移行するということだ。

この間ペットボトルの再利用が拡大しつつあるということを知ったが、人間がゴミとして川や海に捨てるのを、一種の刑事罰を課すなどして抑制しなければ、長期的には地球上に生物が住めなくなる可能性もある。

毎週月曜日は、自分の居住区の燃えるゴミ回収の日だ。このゴミは、生ゴミ、紙くずなどのごみの区分がされていない。生ゴミであれば、これをメタン発酵させることで燃料を作ることができるのだが、他のものと分別されていなければ、焼却するか埋め立てるか以外に処理方法がない。生ゴミを焼却すると、水分が多いために、何らかの補助燃料が必要で、それによる温暖化ガス排出量の増加もある。

英国の記事にさらに出ていたのは、ユニリバー社が、2025年迄に包装プラスチックの使用を10万トン減らすと宣言し、ペプシコーラ社の飲料部門が使用する包装用のプラスチックの35%をリサイクル・プラスチックにすると発表したいうことだ。また、デュポン社は株主の81%がプラスチック汚染抑制提案に賛同したとも報じている。

中国がこれまで国外からゴミを輸入していたのを停止したために、ゴミの排出量の多い国はゴミ処理を国内で処理せざるを得なくなっており、日本もその一つだ。日本が率先してプラスチックの利用抑制、再利用を具体的な数字を出した政策を表明してほしいと思う。

 

 

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