効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■奈良県総合医療センター

今日は、毎月の定期検診で奈良県総合医療センターへ連れ合いの付き添いで出かけた。車を使うのを止めたので、結局はタクシーで行くしかない。バスはあるが不便だし、足の悪い連れ合いには気の毒だからだ。この病院は2017年に竣工した新しいものだが、11年前(2011年)の暑い最中にテニスをしていて心筋梗塞を起こして救急車で搬送された古い病院の時代からお世話になっている。その新旧の病院を経験して比較すると、病院のデジタル化、あるいは、情報通信技術の応用、という意味がよく理解できる。

古い病院の時代には、長い廊下にある椅子に座って待っていると、大声で名前を呼ばれて診察室に入るのが通常だった。今では、病院を入ったときに診察券で登録した小さな弁当箱くらいの大きさの通信端末を首から下げる。そこには最初にどこへ行くかが表示される。今日は血液採取と尿検査だったが、それが終わると、レントゲン室に行くよう小さな画面に指示が出る。検査の全てが終わると、院内でお待ちください、という表示が出て、大きな待合室で読書をしながらでもよいし、ぶらぶらと歩き回っても構わない。ただ、それをするだけの体力と気力があればのことだが。

医者から診察を受ける時間になると、その端末に自分のかかっている診療科の辺りに来て待つようにとの指示が出る。その区域に行くと、到着確認の端末があり、それに端末を押しつけると、到着確認、という表示が出るが、これは診察室にも同様の情報が伝えられているはずだ。そこの椅子に座って待っていると、通信端末から音が出て、診察室に入ってください、という表示が出る。その過程では医療関係の人から指示を受けることはない。

診察室に入ると、先程の検査結果が表示された中型のスクリーンを見ながら、お医者さんが、検査に前回と大きな変化はないですね、などと説明してくれる。

一時心不全の症状が出て、電気ショックの手術を受けたが、それが終わると、再診断を受けて、自宅で静かに過ごすようにという指示があったこともある。手術の結果はすぐに津心でデータが医者のモニターで見ることができるようになっていた。

最初貰った端末には患者番号が付けられており、それへの指示が全て無線で行われる。名前を呼ばれることは滅多にない。味気ないという人もあるだろうが、患者の心理的、肉体的負担も大きく下がり、医者の診断、治療の効率化も大きく進んでいるのは確かだろう。自分にとっては有難い限りの診療体制だ。

 

 

 

 

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