効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■気候変動

地球温暖化と表現すると、地球全体が暖かく、あるいは、暑くなるという感じがするが、本来的には地球の気候変動という方が正しいのだろう。極端な気候の変化が最近世界で頻発している。それを全部まとめて平均すると、地球の平均気温が少しずつ上がっていくということだ。最近日本全体で起きている寒波、暴雪、だけを見ると、また、アメリカを襲っている大寒波を見ると、地球の気温が下がっているような感じがするが、どこかで酷暑に襲われているところもあるはずだ。これまで安定していた南極大陸に堆積した氷が溶けているのは、平均的に地球の気温が上昇していることの証左なのだが、身近な現象として報じられることは少ないために、あまり危機感を持っている人は少ないように思える。

今日午後のNHKの番組で、ペルーにあるナスカの地上絵を巡る紹介報道があったが、数千年前に平坦な砂漠地帯にその頃の人が砂漠に描いた巨大な筋砂絵が今も残っている。この地域が常に乾燥高温の気候を維持してきたから、この絵が今に残されているのだが、気候変動でこの地域に風雨が起きるようになると、この絵はすぐに消滅するはずだ。これを山形大学の教授が研究しているというのは驚きだったが、その説明を聞いていると、地上絵がいまに残されているのは奇跡に近い。しかも、最近の宇宙船からの映像を分析して、これまで認識されていた数の2倍以上の地上絵があることが分かったらしい。それも雨乞いの儀式の一環で描かれたもののようだというのも驚きだった。

もしこの地域が気候変動で多湿化し、雨が降るようになると、この地上絵は消滅する可能性がある。これは人類自体の消滅を暗示する物だと思わされた。大気中で太陽からの熱を宇宙に逃がすのを減らす物質は、炭酸ガスやメタン以外にも多くあるが、人間社会が生み出しているこの温暖化ガスの排出をできるだけ早く減らさないと、人間社会自体の消滅も遠くはないような気がする。

 

 

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form