効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■タイヤ・メーカーの環境対応

タイヤの主たる素材は植物由来であるゴムなのだが、それをタイヤに仕上げるのにいろいろな化石燃料由来のものが使われている。いまタイヤ・メーカーは、できるだけそれをバイオマス由来のものに置き換えようとしているという記事があった。これまでは、出来るだけ走行時の燃費がよくなるような製品に仕上げようと努力してきたのだが、その走行性能を維持しながら素材を非化石燃料系の製品に置き換える方向に向かっているということだ。さらには、主材料であるゴム自体についても、ゴムの木の生育時に細胞の置換をして、耐久性を高めているということだ。

強固なタイヤを作るために、製造工程で各種の接着材や部材を使用する。例としてあげられているのが、原材料に使われているブタジエン。これはその多くがナフサを起源とする。これを、サトウキビを原料にしたものに置き換えて、性能を落とさない製造法を開発している。ここで紹介されているのはヨコハマタイヤだが、この素材を使ったタイヤをレース用の車のタイヤに使用して性能が従来のものに劣らないのを確かめているとのこと。2034年頃までに、この新素材を使ったタイヤを製品化する。

これから自動車市場の主流となるのは、電気自動車や燃料電池自動車で、再生可能エネルギーからの電力を蓄電し、水の電気分解で水素を製造する方向に向かっている。この燃料のゼロエミッション化をさらに強化するのが、車体自体の素材や製造工程を、環境負荷が小さくなるような方式に転換することだ。自動車の販売量が増加すれば、ゴムの素材であるゴムの木の栽培量が追いつかなくなる可能性もあるらしく、ゴムに代わる植物由来の素材開発も喫緊の課題となっているようだ。

 

 

 

 

 

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