効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■列車の小さな振動で発電

今日、JRに勤めている方と話をした後で、考え始めたことだが、列車には乗り心地をよくするために必ず縦揺れ、横揺れを抑制する装置がついている。これは、揺れのエネルギーを回収するものだ。列車は動くことにエネルギーを使うが、揺れにはエネルギーを使うことはない。昔は太いバネを使っていたが、いまはピストンの中を液体が行き来させて揺れを吸収している。これを小さな発電装置に出来るはずだ。既に商品化している可能性もあるが、重量のある車体の揺れを吸収する小さな流体発電や圧電装置による発電装置を使えば、揺れや振動を吸収して発電ができる。この発電量は小さいが、寄せ集めると案外使える量の電気として蓄電できるのではないか。

この回収発電の電力を蓄電池に貯めておき、車内で携帯電話の充電ができるような端子に供給すれば、鉄道の顧客サービスになる。もし蓄電量が大きくなる可能性があれば、蓄電池を列車制御の電源にも使えるはずだ。列車が止まっているときには発電しないが、列車の走行に支障を来すものにはならない。最初列車の屋根の上に太陽光発電パネルを置くことも考えたが、かなりの重量になる可能性がある。そうなると、トップヘビーの列車となり、横揺れが増幅される。またその重量を運ぶことになるから、それに電力を消費することになり、PVの発電量を減少させる。だが、最近軽量のPVが開発されているから、それを取り付けた列車が商品化されるかも知れない。透明なPVを屋根に組み込んで採光できるようにすれば、昼の照明電力を削減できる。

この装置を持った列車は、自然現象を使って発電するのだから、再生可能エネルギーと考えても良いだろう。設計の段階から入らないとできないから、鉄道総研などで開発してくれないだろうか。現在の車両には殆ど全てに回生電力装置がついている。下りの坂にある線路を走る列車はブレーキを掛けなくてはならないが、それを発電に利用することで速度上昇のエネルギーを回収している。回収電力は再生可能エネルギーだと言えるだろう。

揺れなどを吸収する小さな発電機も重さはあるから、一つの車両に取り付けられた小規模発電装置の総重量を運ぶ列車がそれに使うエネルギーよりも、その回収エネルギーの方が大きければ、大小はあるものの、列車が再エネを生み出す装置になる。このようなエネルギー回収を検討している列車メーカーはないだろうか。

 

 

 

 

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