効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■チグリス河が干上がるか

チグリス河は、ユーフラテス河とならぶイラクの大河だが、それが干上がりつつあると報じられている。聖書では、エデンの園に水を供給したとされている。昔は大河だったのだが、気候変動によって上流に雨が降らず、水が極端に少なくなっているらしい。

この4月から気温が35度Cを超え、砂嵐がイラクの都市を襲っている。その間、気温が50度Cという人間の命の限界にまで達することもあったようだ。チグリス河はモスル、バグダッド、バスラなどの都市の生命線とも言えるものだが、上流のダムに貯められた水の量が急減し、河そのものが消滅する可能性もあるという。トルコとシリアの国境あたりに水源があるのだが、その地域は羊を飼い、芋畑のある平野となっている。この農地も壊滅するかも知れない。昔は豊かな水に恵まれていた地域が、この2~3年間で水が急激に減ってきたようだ。この地域の農民は、トルコが涸れつつある水源から水を奪っているからだとしている。しかし、専門家は、トルコも近いうちに同じ状況になる可能性が高いと見ている。灌漑用水がトルコでも消失するという。

被害をもろに受けているのが農民だが、耕作が出来なくなったために都市部へ移動を始めている。気候変動による人口移動ということだ。この夏には、チグリス河の川底にある浅瀬でバレーボールができるほど水位が下がっているとのこと。このような状態の河に、都市から下水が流れ込み、通常の水源としては使えなくなっている。

日本がこのような状態になるとは思えないが、降雨量が大幅に減少する可能性はある。その場合、日本で生活する人はどこに水を求めることができるか、検討し始める必要が出ているのかも知れない。

 

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form