効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■相対的エネルギーコストの変化

世界的に化石燃料のコストが急上昇している。ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプラインが破壊されたということは、欧米とロシアとの敵対関係がなくなったとしても、欧州へのエネルギー供給が回復することはないのだから、これから石油への需要が高くなり、また、石炭の使用も認容されるから、これも価格上昇するだろう。ということは、相対的に自然エネルギーの価格競争力が上がることになり、太陽光発電風力発電設置プロジェクトへの投資が急増することは間違いない。

その時に不利になるのは日本だろう。自然エネルギーの開発余力が小さくなっているからだ。たとえ海外に開発プロジェクトを行うとしても、それを輸入しなければ利用は出来ないのだから、現地で販売し、その収益で価格が高騰した化石燃料を入手しなければならない。日本の全業界が苦境に入る可能性が大きい。これをどのように乗り越えるかが、課題だが、競争力のある技術なり製品、サービスを生み出すまで、エネルギー価格の上昇に対応出来ない日本経済は没落を続けるのではなかろうか。

洋上風力発電の開発計画を急ぎ、潮流発電、地熱発電など新たなエネルギー源を見つけられなければ、世界での日本の地位は発展途上国レベルにまで落ち込むかも知れない。政府のエネルギー政策を大幅に改訂する必要があるだろう。

 

 

新書 880円

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form